
ClassLOGがAppleの4.3(a)でリジェクトされた
ClassLOGをApp Store Connectに提出したところ、Appleから Guideline 4.3(a) – Design – Spam でリジェクトされました。
通知には、binary、metadata、concept が他のアプリと似ており、差分が小さいと判断されたような文面が書かれていました。いわゆる「スパム扱い」です。
正直、かなりショックでした。ClassLOGはテンプレートを使い回した量産アプリではなく、子どもの学校名、クラス名、担任の先生の名前を12年間まとめて記録するために作った、かなり用途のはっきりしたアプリだったからです。
一生懸命作ったアプリがスパムだなんて。怒りに任せて、Appleの株を売り払おうかなとすら思いました。
ClassLOGは学校運営アプリではなく家族向けの個人記録アプリ
ClassLOGは、よくある学校や先生が使う運用アプリではありません。保護者や家族が、自分たちのために学校情報を記録して見返すための個人用アプリです。
できることはシンプルですが、用途はかなり絞っています。1つのアプリ内で最大4人分のプロフィールを管理でき、学校名、クラス名、担任名を12年分まとめて記録できます。さらに、6-3-3だけでなく、地域や国によって異なる学制にも対応できるよう、12年分のまとまり方を切り替えられるようにしています。
つまり、ただのメモアプリではなく、「家族の学校履歴を一覧で残す」ことに特化したアプリです。だからこそ、4.3(a)の指摘には納得できませんでした。
Appleへの返信で4.3(a)の誤解を正しにいった
リジェクト後、App Reviewの返信欄から英語で説明を送りました。書いた内容の軸はシンプルです。ClassLOGはスパムでも重複アプリでもなく、複数のBundle IDで似たアプリを出しているわけでもないこと。単一の独立したアプリであり、家族が12年間の学校情報を1か所で記録するための専用ツールであること。さらに、1つのアプリ内で4人分を管理でき、学制に応じて12年の区切り方を変えられることを明記しました。
ここで大事だったのは、感情で反論しないことです。腹は立っていても、Appleに対しては「何のアプリなのか」「誰のためのアプリなのか」「どこが独自なのか」を事務的に伝える方が強いです。大人だもの。
添付したのは学制選択画面と12年一覧画面の2枚
あわせて、独自性が一目で伝わる画像も2枚添付しました。


1枚目は、学制を選べることが分かる「School System」の画面です。6-3-3だけではなく、6-4-2、5-3-4、6-6、5-4-3、6-2-4、12など、12年間のまとまり方を切り替えられることが伝わる画像を付けました。
2枚目は、「12 Years in One View」の画面です。1人分の学校履歴を、小学校から高校まで一覧で見渡せることが一目で分かる画像です。
ここで意識したのは、かわいい見た目を残しつつも、「このアプリは何をするものか」が一目で伝わる資料を出すことでした。App Reviewに対しては、雰囲気だけではなく、用途と構造が見える画像を優先しました。
一度の返信で審査継続に変わり、そのままAcceptedになった
すると、Appleから返ってきたのは再度の定型的な拒否ではなく、「Thank you for providing this information. We will continue the review, and we will notify you if there are any further issues.」という短い返事でした。
この一文で流れが変わりました。
最初は4.3(a)で止められていた審査が、こちらの返信を受けて継続に切り替わったからです。実際、その後App Store Connectのステータスは In Review に戻り、最終的に Accepted になりました。
つまり、ClassLOGは4.3(a)で一度リジェクトされたものの、一回の返信で審査継続に持ち込み、そのまま審査通過まで進んだことになります。
App Storeの4.3(a)で落ちた時にやるべきこと
今回の経験から言うと、4.3(a)で落ちた時にやるべきことは3つあります。
- 1つ目は、アプリの用途を短く明確に言い切ることです。何のためのアプリかが曖昧だと、Appleに「よくあるアプリ」と見なされやすくなり、独自性を正しく評価されにくくなります。
- 2つ目は、独自性が伝わる画像を添付することです。文章だけでは伝わりにくい場合があります。
- 3つ目は、感情的にぶつからず、短く事務的に説明することです。怒りや不満をそのまま返すのではなく、独自性と用途を冷静に伝える方が審査では通りやすいと感じました。
シンプルな実用アプリほど独自性を言葉で伝える必要がある
今回の件で強く思ったのは、シンプルな実用アプリほど、独自性が伝わらないと誤解されやすいということです。
派手な機能や強い演出があるアプリは違いが見えやすいですが、ClassLOGのような記録系アプリは、使い道が明確でも、見た目がシンプルなぶん独自性が伝わりにくいことがあります。
ただし、用途の芯がしっかりしていれば、説明次第で覆せる可能性は十分あります。今回はまさにその形でした。
ClassLOGは4.3(a)を突破できた
結果として、ClassLOGはAppleの4.3(a)を突破して審査を通過しました。そして今回は、何度も長引いた末に覆ったのではなく、一回の返信で審査の流れをひっくり返したことに意味があります。
もし同じように4.3(a)で止められている方がいたら、まずは自分のアプリが「誰の、どんな悩みを、どう解決するのか」を短く言葉にしてみるといいと思います。そこが明確なら、まだ戦えます。
ClassLOGは、子どもの学校名、クラス名、担任の先生の名前を12年分まとめて残しておけるアプリです。提出書類を書いたり、昔の学校情報を思い出したくなった時に、一覧ですぐ確認できます。家族で使える学校記録アプリを探している方は、ぜひApp StoreとGoogle Playでチェックしてみてください。







